本県や千葉の一部で、家内安全や悪魔ばらいを祈願して作られている大助人形を紹介する特別展「疫病退散!鹿島大助」が、鹿嶋市宮中のミニ博物館ココシカで開かれている。
新型コロナウイルスの早期終息を願ったもの。マダケやわらで作った大助人形16点と、歴史などを解説するパネル13枚が展示されている。
人形の一部は、市埋蔵文化財整理事務所どきどきセンターのスタッフが制作した。地域による形態の違いも見て取れる。「大助人形を復元することで、この伝統への理解が深まった。制作体験会なども企画したい」と、原久雄同センター長。
会期は来年1月11日まで。入場無料。同館☎︎0299・94・8161。