千数百年前の大洗物語 町幕末と明治の博物館で8月まで
土器や埴輪を「島」に見立てて展示

 大洗町の埋蔵文化財を紹介する第4回企画展「弥生島(やよいじま)と古墳島(こふんじま) 大洗島(おおあらいじま)を取り巻く一千数百年前の物語。」が、同町磯浜町の町幕末と明治の博物館で開かれている。同町教育委員会主催。8月31日まで。

 展示は、同町の遺跡や古墳から出土した弥生~古墳時代の土器、埴輪(はにわ)など約100点。

 同町北部は現在も三方が水域に囲まれているが、以前は町全体が独立した島状だったことも考えられるという。そこで、同町を「大洗島」ととらえ、弥生時代の大洗島を「弥生島」、古墳時代を「古墳島」として、それぞれの時代の出土品を、島に見立てた展示方法で紹介。実際の土器や埴輪の破片を使ったワークショップも行っている。

 はにわ型のイヤリングや、前方後円墳の形をした鍋つかみなど、古墳グッズも販売。同町の都市計画図と、町内の国指定史跡・磯浜古墳群の測量図をプリントしたポーチをはじめ、オリジナル品も並んでいる。グッズは、約100種類ある。

 町民と75歳以上は入場無料。町外の人は、一般、大学生500円、中学・高校生250円、小学生以下100円。午前9時~午後5時(入場は同4時45分まで)。会期中の休館日はなし。

 同館☎︎029・267・2276。

この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

Twitterでフォローしよう