笠間市安居の「たいやき おぬまや」は、薄くパリッとした食感の皮と、たっぷり詰まった自家製あんが評判のたい焼き専門店。
味の秘密は、一つずつ直火で焼き上げる「一丁焼き」という製法にある。鋳物鉄の焼き型が、一つ分ずつ独立している。「たい焼きファンの間では“天然もの”と呼ばれています」と店主の小沼晃一さん。毎日店で炊き上げるあん、独自の配合の小麦粉など、吟味した食材にもこだわる。
店を開いたのは昨年11月。きっかけは、小沼さんが一丁焼きのたい焼きのおいしさに衝撃を受けたこと。大手コンビニエンスストアのオーナーからの転職を決意し、東京のたい焼き店で経験を積んできた。「このたい焼きで、地元の人たちに喜んでもらいたくて」と、小沼さん。
メニューは、「天然たいやき」(180円)、「あんこ」(300㌘430円)など。午前8時半~午後4時。月曜定休。