2月3日は節分。行方市商工会青年部は、毎年節分に合わせて、赤鬼や青鬼の着ぐるみを来て市内の保育園や幼稚園を訪れている。今年はあす2日に9園を回る予定。「子どもたちを楽しませたい」と、張り切っている。
活動は始めて15年ほど。青年部のメンバーの多くは、商店主や後継者であることに加えて、幼い子を持つお父さんでもある。「お父さんの力で地域を盛り上げたい」との思いも込めている。
「事前にばれないように訪ねる」のが鉄則。自分の子どもが通う園に行く場合は、顔がばれているので要注意。こっそり着ぐるみに着替え、子どもたちの前に登場すると、毎回大歓声。
走り回って迫力を出したいが、「着ぐるみを着ていると視界がとっても狭くて、ゆっくりしか歩けない」と笑うのは、部長の山口敦嗣さん(39)。商工会の手作りの金棒を持ったり、豆を当てられて痛がったりするなど、鬼らしい演技も重要だ。
「思い出を1つでも増やして、子どもたちにふるさとを好きになってもらえたらうれしい」と、山口さん。