自信作の「いかシューマイ」 飲食店ら地域の新メニュー(茨城・北茨城)
自店の前で「北茨城いかシューマイ」を持つ前田さん

茨城再見聞

 地域の食の魅力を発信しようと、北茨城市の飲食店や旅館などが、同市との協力で開発を続けてきた新メニューが、このほど完成した。

 完成したのは、大津港水揚げのヤリイカを主原料にした「北茨城いかシューマイ」、同市産アンコウの肝と白身を食べ比べる「あん肝ステーキ」、イカやエビなどもふんだんに使用した「あんこうのブイヤベース」など。

 多くは、開発した旅館などでの限定提供となるが、シューマイは、同市内の飲食店などにレシピを提供して、自由にアレンジしてもらうことを想定している。

 シューマイの開発で中心になったのは、同市大津町北町の和食店「食彩 太信(だいしん)」の前田賢一さん(46)。買い付けなどで大津漁港に出入りする前田さんは、「大津港の魚は、もっと評価されていい」との思いを、日頃から募らせていて、それが開発の力になったという。

 シューマイは、ヤリイカが7に対して、豚肉が3の割合で配合。「ヤリイカのうまさと、シューマイらしさを両立させた」と前田さん。同市商工観光課☎︎0293・43・1111。

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