常陸太田市の市民グループ「河内(かわち)の文化遺産を守る会」は、市内の河内地区の自然風景などを撮影した写真を募集するコンテストを、3年ぶりに企画した。募集の締め切りは、来年2月。「河内の春夏秋冬の魅力を楽しんでもらえたら」と、同会。
コンテストは15回目。同会は、地区内にある国登録有形文化財「旧町屋変電所」(同市西河内下町)を会場にした秋祭り「行灯(あかり)の赤レンガと銀杏(いちょう)まつり」を2004年から開催している(2019年~21年は中止)。フォトコンは、同祭りと、懐かしい風景が残る地区の四季に親しんでもらおうと、2006年から始めた。
例年60通ほどの応募があり、4月に同変電所を会場に展示会も開いてきたが、新型コロナウイルスの影響などで、20年から中止していた。
今年のコンテストの副題は、「やっぱり観せたい河内の風情」。春のおすすめの風景は、地区に点在する桜。赤いレンガ造りの同変電所と、木々の緑、桜のピンク色が、日本の里山の原風景を思わせる。「季節を感じて、心安らいでもらえたら」と、会長の檜山貞夫さん(75)と、事務局長の和田克男さん(70)。
コンテストは、特選1点、入選数点を選出する。詳細は、同変電所の駐車場にある案内板に設置したチラシのほか、同会ホームページに掲載。
事務局☎︎090・2209・0028。
同会ホームページは、こちら。