鹿嶋市宮中の同市立鹿島中学校の2年生がこのほど、地元飲食店の協力を得て、各店で提供する新メニューを開発した。働くことの意義などを学ぶ体験学習として行った。
協力したのは、洋食店、菓子店、ファストフード店などさまざまなジャンルの15店。生徒は、全151人が、協力店の数に合わせた15班に分かれて取り組んだ。各班で、社長、営業、広報などの役割分担をした。
同市旭ケ丘のコッペパン専門店「豆ぱん」では、ココアクッキーを挟んだ「サクチョコ」など4種が採用された。同店で社長担当の山口愛心(あこ)さん(14)は、「店舗の要望とお客のニーズに合う商品開発は難しかった。普段体験できないことを経験でき楽しかった」とうれしそう。同市鉢形台のハンバーガー店「ネモナズバーガー」の担当班だった大村唯人さん(13)は、「要望を受けつつ、自分たちの作りたい商品を作ることができた」と話していた。
豆ぱんは、来年1月23日まで、生徒が開発協力した新メニューを販売。ネモナズバーガーは12月下旬まで。ほかの参加各店も期間限定で販売している。