本県のご当地怪談集出版 茨城出身著者が取材した72編(茨城)
同書の表紙

 本県のご当地怪談72編を収録した「茨城怪談」がこのほど、竹書房(東京・千代田区)から出版された。

 著者は、本県在住のペンネーム影絵草子(かげえぞうし)さん。影絵草子さんは埼玉生まれ、茨城育ちで、幼少期から収集した怪談は1000以上。同社主催の実話怪談のマンスリーコンテストでは、グランプリに当たる「最恐賞」を3度受賞した。

 本書に収録したのは、日立市の県道にそびえる伐採できない祟(たた)りの大木「一本杉の怪」、龍ケ崎市の心霊写真の撮れる文化財「西洋館」、笠間市の黒い女の霊が潜む心霊スポット「ブラックマンション」、常陸大宮市の家に伝わる風習「鳥籠のなかの女」など。

 すべて地元やゆかりの人から聞き集めたもので、心霊スポットや妖怪譚などの現代の恐怖譚に加えて、土地や家の怪しい因習にも迫っている。

 文庫版224ページ。価格は710円(税抜き)。全国の書店、インターネット通販サイト「アマゾン」で販売。

この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

Twitterでフォローしよう