水戸市三の丸の県立図書館はこのほど、1階のこどもとしょしつ内に、職員が選んだ“子育て応援本”350冊をそろえたコーナーを設けた=写真。
赤ちゃん向けの絵本を中心にしていたコーナーを、一部リニューアルした。「妊娠・出産」「名付け」「遊び」「学び」「食事」「料理」など9項目に分けて、館内に分散していた育児関連書を集約した。
小さな子ども連れで来館すると、館内を広く移動して自分の本を探すことは難しい。「子どもの絵本を探しながら、自分の読みたい本にも出合える場所があればと、考えていました」と、担当の鈴木智子さん。
5月に、子育て応援本を集めたコーナーを館内に期間限定で設けたところ、貸し出しが多く、好評だったため、リニューアルを決めた。こどもとしょしつ内に大人向けの本を置くのは初めてという。
父親向けの本や、孫育ての本など、幅広くそろえている。貸し出し率は4割ほどと、好調だ。「育児関連本の充実も図っている。広く利用してもらえたら」と、鈴木さん。