太平洋戦争中に建設された水戸北飛行場跡地を歩き、当時に思いをはせようという歴史ウオーキング「水戸北飛行場ウオーキング」がこのほど、水戸市上国井町を出発地点に開かれ、市内外の40人が参加した。
国田市民センターと、地元でつくる国田地区自治実践会、国田歴史学習会が共催した。
歩いたのは、同町から那珂市にかけて広がる同飛行場跡を1周するコースで、約9㌔。出発前には、薗部忍さん(89)ら当時を知る地元の人の話を聞く時間を設けた。中間地点の那珂市歴史民俗資料館では、同館の仲田昭一さんから、同飛行場の概要の説明を受けた。
参加した市内の荒井昌士さん(77)は、「ここに飛行場があったとはと、驚いて参加した。歩いてみて、当時の人たちの苦労を感じた」と話していた。
また、国田地区の魅力をより知ってもらおうと、道中の畑では、サツマイモやダイコン、カブ掘りなどの体験も実施。参加者は童心にかえって楽しんでいた。