「花いけバトル」で全国へ    小瀬高の男女ペア 結成3年目の大舞台(茨城・常陸大宮)
練習に励む岡﨑さん(左)と桑名さん

 常陸大宮市上小瀬の県立小瀬高校の3年生、岡﨑諒さん(18)と桑名真緒さん(18)が、1月22日に香川県で行われる「第6回高校生全国花いけバトル」に県代表として出場する。校内の武道場で、練習に励んでいる。

 同大会は、即興でいけた作品の出来栄えを競うもの。競技は、2人1組で制限時間は5分。作品の評価に加えて、いける際のパフォーマンスも審査の対象になる。

 同校生徒の全国大会出場は2回目。

 2人は、ペアを組んで3年目。前回の茨城大会では、緊張からのミスで予選敗退。昨年11月に水戸市で行われた今回は、声を掛け合うなどして落ち着いて競技して、優勝。県の代表権を獲得した。

 2人の花いけの魅力は、「一輪一輪大切にしたいけ方をすること」と、櫻井良種校長。制限時間に追われて、草花をよく見ずにいける選手もいるが、2人は短時間ながらもそれぞれを見つめる。

 岡﨑さんは、大胆な形の流木を使った土台作りが得意。幼い頃から、面白い形の木の枝や石を集めるのが好きだった経験が生きている。花好きな桑名さんは、色合わせのセンスがあり、岡﨑さんの作った土台のイメージを瞬時につかんで仕上げるというチームワークも強みだ。

 地元のJA常陸奥久慈枝物部会の応援も大きな力だ。茨城大会で優勝が決まると、「練習に使って」と、同部会員から枝物の“応援物資”が次々に届いた。「応援を力に、精一杯頑張ります」と2人。

この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

Twitterでフォローしよう