ピーマン1個入りパン 「かみすツナピー」市地域特産品に認定(茨城・神栖市)
「かみすツナピー」を持つ綿引さん

 神栖市堀割のパン店「コシニールTSUTAYA鹿嶋南店」の総菜パン「かみすツナピー」がこのほど、同市地域特産品に認定された。「出荷量日本一の神栖のピーマンのPRを込めた。ピーマンを丸ごと使っているのがこだわりです」と、同店店長の綿引友博さん(44)。

 かみすツナピーは、ピーマンのヘタと種、わたを取り除き、中にツナとマヨネーズをあえたものを詰めて、パン生地で包んだ。パンの上面にはマヨネーズとチーズを乗せて香ばしさも加えた。

 商品化したのは昨年12月。きっかけは、店先での客との会話で、地元の特産品について意外と知らない人が多いと知ったこと。千葉県と隣接している土地柄もあり、県外の人の来店も多いため、ピーマンをPRするパンをと考えた。

 ピーマンを切って小さくしてしまっては、アピール度が弱まってしまうと考えて、丸ごとにこだわった。ツナは、味のバランスはもちろん、同市が漁業のまちであることのPRにもなると考えて選んだ。

 「ツナピー」という商品名の親しみやすさも手伝って、子どもたちにも好評。地域特産品認定を受けてからは、市内の直売所「ウインズベース」から仕入れた地元産のピーマンのみを使って作っている。1個340円。同店☎0299・94・2220(午前9時~午後8時営業)。

 なお、同市地域特産品は、市の魅力を発信する商品を認定するもの。現在は17商品が認定を受けている。

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