ひたちなか市馬渡の国営ひたち海浜公園のみはらしの丘が、さわやかなライムグリーン色に染まっている。
丘一面に植えられているのは、「ほうき草」とも言われるヒユ科の一年草のコキア。丸々とした愛らしいフォルムが特徴で、秋の真っ赤に紅葉した姿が人気があるが、「緑の時期もかわいいんです」と、同公園広報・地域共創課の石井茉奈美さん。
今の背丈は70cm前後。紅葉した時よりも、全体がふんわりとやわらかいのも特徴だ。「園路から、そっと優しくふれてみて」と、石井さん。風が吹くと、丸型のフォルムをそれぞれにゆさゆさと揺らす。
今年は、コキアを植える面積を拡大し、数も約7000本増やして約4万本を植栽した。
緑色のコキアが楽しめるのは、9月下旬まで。9月27日~10月6日は、恒例のライトアップイベント「コキアライトアップ」が開かれる。音楽に合わせて、カラフルなLEDの光でみはらしの丘を照らすほか、ステージショーや飲食販売もある。
入園料など問い合わせは、同公園☎029・265・9001。