城里町上入野の大崎材木店が製造した木製おもちゃ「おんせん木玉（こだま）ちゃん」がこのほど、東京のＮＰＯ「芸術と遊び創造協会」主催のおもちゃ審査会「グッド・トイアワード２０２１」の最高位「グッド・トイ大賞おうち遊び賞」に選ばれた。
同品は、木のトンカチと木の玉などからなり、遊ぶ場所は風呂の湯船。トンカチを手に持ち、湯に浮かんだ玉をたたいて遊ぶ。
たたいた時に響く、コンコンという音や、木の香りも魅力。審査会では、風呂で遊べる木のおもちゃという発想のおもしろさが評価された。
同店は、国産材自給率の低さに危機感を感じ、２００８年から、地元の大工と共同で、まな板や、木のパズルなどを製作している。風呂で遊ぶ玩具は、釣りの道具の浮きがヒントになったという。
同店の大崎真弓さんは、「日本の木を身近に感じてもらえれば」と話している。木の玉６個、トンカチ２本などがセットで７７００円で販売。同店☎︎０２９・２８８・３５３５。
