潮来市須賀の県立潮来高校でこのほど、認知症サポーター養成講座が開かれた。
同サポーターは、認知症を理解し、当事者や家族を支援する地域の人たちを指す。厚生労働省が、やさしい地域づくりを目指して、各地で養成講座の開催を進めている。
参加したのは、1年生108人。講師は、同市内の介護施設職員や同市高齢福祉課の職員など7人。
生徒らは、認知症の症状や種類などを学んだ後、認知症の女性が道に迷った場面を表現した寸劇を鑑賞した。
永池なつみさん(16)は、「認知症の人にどんな風に声をかけたらいいかが分かった。今後困っている人を見かけたら、声をかけるところから始めたい」と話していた。
講師の一人、同市社会福祉協議会の大川文恵さんは「認知症サポーターは特別なことをする人ではない。自分にできることから始めてほしい」と話していた。