水戸市の松崎雅史さん(36)は月1回、市内のコーヒー店を会場に、読書会「ミト読書会」を開いている。
公募に応じた参加者が、好きな本を持ち寄って紹介する。先日は学生と社会人の6人が参加。ペンネームで自己紹介をした後、本を紹介するたびに、「面白そう」などと話が弾んだ。
初開催したのは7年前。松崎さんは、神奈川出身で、東京で働いていたが、転勤で水戸勤務になった。東京では、浅草の喫茶店で開かれている読書会「アサクサ読書会」に参加するのが楽しみだった。「本が好きという共通点だけで集まるのですが、いつもすんなり打ち解ける。本を通して、人の気持ちにふれられるのが魅力でした」と、松崎さん。
水戸で読書会を開いてみようと思い立ち、浅草の会ののれん分けをしてもらった。ところが、1年ほどで県外に転勤になり、読書会は休止に。再開したのは3年前、転職をして水戸に戻ったのがきっかけだ。
こんな広がりもあった。以前、読書会を開いていたら、近くの席で1人本を読んでいた男性が飛び入りで参加してくれた。少年院の法務教官で、本や映画の知識が豊富。少年たちの教育にそれを生かしているとも話していた。松崎さんは、少しでも役に立てばと、持っていた文庫本約350冊を寄贈させてもらった。
読み終えた本は、心に残ったページにしおりを挟んで保管している。「その本の魅力をすぐに伝えられる。本との出会いが広がったらうれしい」
「ミト読書会」の参加には、ツイッターなど同会のSNSから事前申し込みが必要。定員あり。
同会のツイッターは、こちら。フェイスブックは、こちら。インスタグラムは、こちら。
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