人物像に迫る「鴨居玲展」 笠間日動美術館
私の村の酔っぱらい(A)1973年

 洋画家の鴨居玲さん(1928―85年)の人物像に迫る展覧会「鴨居玲展―Camoyの生きざま―」が、笠間市笠間の笠間日動美術館で開かれている。7月18日まで。

 鴨居さんは石川県生まれ。「自己と対峙し続けた魂の画家」と評され、人間の弱さや醜さを画題とした作品群は、生を模索する自身を投影した自画像といわれている。

 展示は、同館所蔵の絵画や資料など約100点。自死の1か月前に書いた遺書をはじめ約30点が展示初公開。前期(6月24日まで)、後期(同25日から)があり、後期は展示が7点増える。

 入館料大人1000円、65歳以上800円、大学、高校生700円、中学生以下無料。月曜休館。同館☎︎0296・72・2160。

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