がん体験者が、同じ仲間(ピア)としてがん患者や家族の話を聴く「ピアサポート相談」のオンライン版「web(ウェブ)ピアサポート相談」が12月12日に行われた。ピアサポーター有志の会「ピアサポートいばらき」が昨年10月から月1回開いているもの。「気軽に相談を」と、同会。
ピアサポート相談は、県がん診療連携拠点病院ほかで行われているが、新型コロナウイルスの影響で、休止しているところもある。同会は、県企画提案型がん対策推進事業の助成を受け、県看護協会の協力も得て、オンラインで行うことにした。
オンライン版の相談は、ビデオ会議システム「Zoom(ズーム)」を使って行う。通常のサポートと同様に、相談者に対してピアサポーターが2人1組で話を聴く=写真。時間は30分。
これまでのオンライン版の相談には、コロナの影響だけでなく、体力的に外出が難しい人や、自宅から相談窓口が遠い人などからの申し込みがあったという。「がんと告知された時はとても不安になるもの。がん体験者と話したいという人たちに、広く届けば」と、同会代表の八木淳子さん。
今後の開催は、来年1月9日、2月13日、3月13日。希望者は、同会のホームページからか、メール(peeriba@yahoo.co.jp)かファクス(029・852・7097)で予約する。
同会ホームページは、こちら。