鹿嶋市下塙の石津勝之さん(77)の趣味は、ミニチュアのスターリングエンジンを作ること。部品はすべて、旋盤などで削り出して自作し、完成品は、実際に駆動する。
これまでに40個を仕上げたという。
スターリングエンジンは、シリンダー内の空気を加熱、もしくは冷却した際の体積の変化で動力を生む外燃機関のこと。約20年前、このエンジンの仕組みに魅力を感じたのが始まりだった。
旋盤の使いかたを含め、すべて独学で制作技術を磨いた。「うまく動くまで試行錯誤を繰り返して、動いた時の感動は何度作ってもたまらない」と、石津さん。