水戸市山根地区の果樹園で、ナシの直売が始まった。同市木葉下町の森田與一さん(82)方の果樹園では、最初に旬を迎える「幸水」のほか、果汁たっぷりの「豊水」、県オリジナル品種の「恵水」などが、日光を浴びて生育中だ。
森田さんら地区内の10軒は、「水戸観光果樹園芸組合」を組織していて、8軒でナシを育てているほか、ブドウとリンゴも栽培。それぞれの園で直売している。地区内にある市森林公園の建設に合わせて栽培を始め、直売するようになって約45年になるという。
森田さんは、そば店「与三郎庵」を営む兼業農家。そばを打ったり、畑の様子を見たりと、日々忙しいが、「直売は、今日食べておいしいものをもぎって販売できるのが魅力。どの園も、自分で値段を決めて、味で勝負。今年もおいしく育っています」と笑顔だ。
同市のホームページに同組合の案内がある。ブドウとリンゴの販売は8月下旬からの予定。森田さん☎︎029・254・2284、組合長の石嶋一夫さん(リンゴのみ栽培)☎︎同・254・3571。
同市ホームページは、こちら。