「こどももんじゃ」100円 主婦が夢の駄菓子店開店

 那珂市菅谷に、このほど開店した「おおわだ商店」は、店を切り盛りする大和田加代子さん(64)の夢が形になった場所。店は、品ぞろえと雰囲気を含めて、昭和以前の駄菓子店そのものだ。

 「家族や友だちに夢を話してみたら、みんながおもしろがって応援してくれて実現したの。ありがたかった」と大和田さん。

 数十円から数百円のくじ付きあめなどの定番の駄菓子がそろうほか、もんじゃ焼きが食べられる鉄板付きのテーブル席、コインゲーム機もある。店舗は、自宅の一室を改装したもので、部屋の壁などの昭和の雰囲気はそのまま残した。もんじゃ焼きテーブルがあるのは、押し入れだった場所だという。

 「駄菓子屋さんって、子どもたちの笑顔があふれて、時間がのんびり流れて幸せそのものって感じがするじゃない」と大和田さん。

 夢を最初に伝えたのは、息子の和男さん。すぐに理解を示して、東京・月島のもんじゃの人気店や、群馬県にある駄菓子店ともんじゃ焼き店を兼ねている店にも一緒に行ってみたという。

 壁のもんじゃ焼きメニューには、「こども100えん」「おとな200えん」とあるが、量も中身も同じ。「不満をいう人は大人とは言えないでしょ」と大和田さんは笑う。

 不定休。同店☎︎090・2231・7238。

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