聖火リレー前に、県各地で展覧会 五輪・パラのトーチ
行方市の展示でトーチを見学する太田さん親子。会場はゲルの中。現在は、ゲルも撤去されている

茨城再見聞

 東京五輪・パラリンピックの機運を高めようと、聖火リレーに使うトーチの巡回展示が、県内各地で行われている。

 4月1日から鹿嶋市役所を皮切りに鹿行地区を巡り、きょう15日と16日は、石岡市役所に展示。今後、県南や県西地区を経て、6月2、3日の笠間市役所から県央と県北地区、6月30日、7月1日に水戸市役所で終了となる。

 トーチは長さ71㌢、重さ1・2㌔。桜をモチーフにデザインされていて、桜色がかった色合い。東日本大震災後に被災地に建てられた仮設住宅のアルミ建築廃材を再利用している。

 4月9、10日に行われた行方市役所麻生庁舎の展示では、期間限定で設置されたゲルの中が展示場所となった。ゲルは、モンゴルの遊牧民の住居で、同市に住むモンゴル人男性のバーランフー・プレヴスレンさんらが建てた本物だった。同市は、東京五輪のモンゴル重量挙げ選手団のホストタウン市。開催前には同選手団がキャンプを行う予定だ。

 展示初日に、長男の結真君と見学にきた同市の太田幸江さん(30)は、「本番が待ち遠しい」と話していた。

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