新館大階段に570体の春 鹿島セントラルホテル
ひな人形は、衣装の色や柄はもちろん、表情もそれぞれ

茨城再見聞

 神栖市大野原の鹿島セントラルホテル新館の1階から2階に続く大階段に、ひな人形が展示されている。人形の数は約570体。36段の階段には、特別に取り寄せたという長い赤色の毛氈(もうせん)が敷かれている。色とりどりの衣装を身につけた人形がずらりと並ぶ様子は、華やかだ。

 展示は3年目。ひな人形は大階段のほか、正面入り口のモールエリアなど3か所に飾られていて、数は全部で約1200体。

 ひな人形は、同市と周辺地域に住む人たちに寄贈を呼びかけて集まったもの。先日は、90年もの歴史のある人形の寄贈もあったという。「押し入れにしまったままだったので、飾ってもらえるのはうれしいという声が多い。大切に飾らせていただいています」と、同ホテルを運営する鹿島都市開発の宮本晋吾さん。

 展示は、職員ら20人ほどで2日がかりで行った。大階段の両脇のエスカレーターは、ゆっくり見学できるように止めてある。下からは見えにくい階段の踊り場の部分にも多くの人形が並んでいる。

 展示は3月3日まで。見学は自由。同ホテル☎︎0299・95・5511。

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