餅料理をメニューの柱にしている水戸市笠原町の食堂「和房しろくま」は、年間を通して雑煮を提供している。餅は、契約農家が最低限の農薬で栽培した餅米「満月餅」が原料の自家製。鶏がらでだしを取った汁の中で、ふわふわと膨らむ様子は食欲をそそる。
同店は、同市のNPOオプティマムが、障害者の就労支援施設として一昨年にオープン。障害者らは、フロア業務を中心に生き生きと働いている。
同NPOが同市双葉台で運営する障害者支援施設が長年、年の瀬に、自家製餅を地域に配って喜ばれていることが、同店の餅料理のルーツ。
雑煮は1杯550円。ほかにも、磯辺焼き、あんこ餅、豚餅、人参しり餅、おしるこなどを定番メニューとして、年間を通して提供している。
日曜定休。同店☎︎029・306・8855。