北茨城市平潟町の温泉宿「かね久(きゅう)」は、地元名物のアンコウの魅力を広めようと、アンコウを洋風に調理したあんこうランチ(1800円、税別)の提供を始めた。
メインは、アンコウの大ぶりの身と肝が入ったホイル焼き。小さな鍋に入れて提供され、膳の上で火にかける。
アンコウコロッケとグラタンは、洋食のコックとしての修業経験のある主人、阿部博昭さん(71)のこだわり品。コロッケはクリームコロッケで、グラタンルーとコロッケのたねに、アンコウの肝とみそを混ぜ込んだ。アンコウの皮や胃袋も使っていて食感も楽しい。
お吸い物は、近年は珍しくなった魚のダボギスのすり身が入っている。
「採算は度外視。平潟を訪ねてもらうきっかけになれば」と阿部さん。1日30食限定。要予約。提供は午前11時~午後2時。不定休。同宿☎︎0293・46・1486。