
鉾田市の吉十北(よしじゅうきた)遺跡から出土した縄文時代の遺物を中心に展示する企画展「発掘された鉾田の縄文—鉾田市の縄文遺跡と縄文土器—」が、同市徳宿の市生涯学習館とくしゅくの杜で開かれている。8月11日まで。入場無料。
吉十北遺跡は、同市下冨田地区にある遺跡で、東関東自動車道水戸線の工事に伴い、2014年度に県教育財団が発掘調査をした。結果、旧石器時代から江戸時代にかけて断続的に利用されてきた土地であることがわかった。
展示は、土器約120点、石器や土製品約200点で、ほとんどが初公開。
土器は、ガラスケースに入れずに展示している。「表面はもちろん、中ものぞき込むなどじっくり観察して、身近に感じてもらえたらうれしい」と、同市生涯学習課の米沢倭さん(24)。
7月26日午後2時からは、記念講演「縄文時代のほこたのようす」を開く。講師は県考古学協会会長の瓦吹堅さん。定員先着30人。詳細、申し込みは、同市ホームページへ(「第7回企画展」で検索できる)。
月曜休館(祝日の場合は開館し、翌平日休館)。同館☎0291・36・6900。