
ひたちなか海浜鉄道湊線を活用しながら、沿線の魅力を再発見してもらおうという街巡りイベント「なかみなと万博」が開かれている。町の活性化などに取り組む市民有志「三鉄ものがたり実行員会」の発足10周年を記念して企画した。
街巡りプランは3つ。
1つ目は、「開運駅巡り」と称して、勝田、金上、殿山、阿字ヶ浦の4駅を巡るもの。2つ目は、「御朱印集め」。沿線の6寺社で御朱印を頒布している。3つ目は「飲食・買い物」。沿線の17店が対象となる。
参加者は、那珂湊駅で販売されている切符をモチーフにした札を購入する。札には、飲食・買い物の参加17店の名前が、最寄りの駅名に添う形で表記されていて、各店で200円以上を使うと、切符ばさみで切り込みが刻まれる。切り込みの数が条件を超えると記念品がもらえる。
札は1枚200円。古い切符と同じ厚紙の硬券だ。
同会代表の佐藤久彰さん(56)は、「町歩きは、視点が新鮮で楽しい。多くの人に味わってもらいたい」、同鉄道社長の吉田千秋さん(60)は、「町と鉄道が一緒に盛り上がるきっかけになれば」と話した。
イベントの会期は設けられていない。