「大子西中」の巨大植栽文字 大子西中学校(茨城・大子町)
植栽文字の上で、手を振る全校生徒25人と教諭ら。植栽文字は、春にはピンク色の花が咲かせ、冬には雪をかぶることもあるなど、四季折々の姿も魅力だという

茨城再見聞
 大子町立大子西中学校の校門脇の斜面に、ツツジの巨大な植栽文字がある。校名をかたどっていて、1文字の幅は3~4m。高さは1m前後。300mほど離れた県道からもよく見える。

 2002年の同校の卒業アルバムに初めて登場して以来、毎年のように登場している。当時の植栽は、今と比べるとぐんと小さい。同校の創立は1990年。「正確な記録はわからないが、創立当初から植栽されているのでしょう」と、澤畑孝也校長。

 手入れは、教諭らが中心となって行っている。特に役割を決めずに、気づいた人が手入れをするというルール。文字のバランスをくずさないように枝を切りそろえたり、周囲の芝生を刈り取ったり。斜面にあるため、作業は楽ではないが、協力して景観を保っている。

 同校は来年4月で閉校する。「最後まで、みんなできれいに守っていきます」と、澤畑校長。

 

 

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