魚や水鳥など、水生生物を描いた日本画を紹介する展覧会「水底(みなぞこ)に群れ、水面(みなも)に集う」が、北茨城市大津町椿の県天心記念五浦美術館で開かれている。4月14日まで。明治から現代までの作品24点を展示して、水生生物へ注がれる画家たちの眼差しをたどるもの。
展示は、小川芋銭の「水魅戯(すいみたわむる)」、小林巣居人の「鮎」、木村武山の「鷺図」など。木下千春の連作「夜行絵図」は、海底に潜む生き物を幻想的に描いた大作。
出品作家の1人、松岡歩さんのアーティストトーク(3月30日午後1時20分~)など、関連イベントあり。入館料は一般320円、70歳以上160円など。月曜休館。同館☎0293・46・5311。