潮来市堀之内の水田でこのほど、稲刈りの体験会「稲刈り体験・交流会」が開かれ、市内の児童や東京の消費者などが参加して楽しんだ。
市内の農家でつくる大規模稲作研究会が、同市の米の魅力を知ってもらおうと開いているもので、コロナ禍の中止を経て、開催は4年ぶり。
参加したのは、同市と交流都市の東京・荒川区の区民や、市内の小学生、都内の米穀店関係者など約130人。
稲刈りは、鎌を使って稲を刈り取る昔ながらの方法で実施。参加者らは、農家のアドバイスを受けながら、丁寧に刈り取った。刈り取った稲の一部は、天日で乾燥させるため、その場で束ね、竹の棒にかけておだがけにした。
稲刈り後は、サツマイモ掘りをしたり、新米2種の食べ比べやゲームなどをして、交流を深めた。
同会会長の橋本勇作さんは、「子どもたちの楽しそうな姿が見られて良かった。お米のおいしさを味わってもらえたら」と話していた。
参加した牛堀小6年の久保木美希さん(11)は、「春の田植えにも参加した。お米が実り、収穫できたことは、とてもいい思い出になった」と話していた。