常陸太田市教育委員会は、市内の文化財を虫干しを兼ねて一般公開する恒例行事「集中曝涼(ばくりょう)」のオンライン版を開催している。
動画配信サイト「ユーチューブ」の同市公式チャンネルで、動画として配信している。事業タイトルは、「バーチャル曝涼」。新型コロナウイルスの影響で今年度の集中曝涼が中止となったことを受けたもの。
現在は西光寺や県立太田一高などの動画が公開。3月末までに、市内の寺院や史跡など12か所が公開予定。
動画では、茨城大学の学生ボランティアが、文化財の概要やエピソードなどを紹介。イラストや字幕の補足も多く、「歴史に詳しくない人でも分かるような動画を目指した」という。
市教育委員会文化課の川崎祐子さんは、「オンライン上での公開を通して、多くの人に市内の文化財を知ってもらえれば」と話している。
「ユーチューブ」の同市公式チャンネルは、こちら。