水戸市渡里町の漬物製造販売「根本漬物」で、梅干し作りが始まっている。梅雨の時期の恒例の作業だ。原料は、水戸のブランド梅「ふくゆい」。
メインの作業といえる天日干しでは、梅の実をまんべんなく天日にさらす必要があるため、大型ハウス一面に並べられた梅の実を、ひたすらひっくり返し続ける。1シーズンの生産量は約100t。梅の実の数でいえば400万個ほどになるという。
同社3代目の根本幸範さん(51)は、「昔ながらの製法がこだわり。おばあちゃんが漬けたような梅干しを目指している」と話す。
なお、同社の梅干しは、同社直売店、県内一部量販店で販売するほか、首都圏を中心に出荷している。同社☎029・221・6153。