日本のスーパーリアリズムの第一人者として知られる画家の上田薫さんの作品を中心に、リアルな絵画表現作品の世界を紹介する企画展「上田薫とリアルな絵画」が10月26日から、水戸市千波町の県近代美術館で開かれる。
上田さんは、割れた生卵の殻から中身が落ちる瞬間や、スプーンですくい取られる様子を描いた「玉子シリーズ」をはじめ、身近なものの一瞬の姿をとらえてリアルに表現する作品で高く評価されてきた。
展示は、上田さんの作品35点と、現代作家18人によるリアルな絵画表現作品21点。それぞれの光の表現に注目する展示もある。
12月12日まで。11月6日午後2時からは、講演会「リアルの基層と現在」(講師は昭和女子大学教授の木下亮さん)を開催。定員100人、要事前申し込み。
入場料一般870円、70歳以上430円、高校、大学生610円、小、中学生370円。土曜は高校生以下無料。月曜休館。同館ホームページで、「日時指定WEB(ウェブ)整理券」を取得した人は優先入場となる。同館☎︎029・243・5111。
同館ホームページは、こちら。