展覧会「再興院展の立役者 齋藤隆三」 10月8日~ 県天心記念五浦美術館(茨城・北茨城)
下村観山「大原御幸」(部分)明治41年(1908) 東京国立近代美術館蔵

 守谷市出身の歴史家で、日本画家・横山大観らとともに日本美術院を再興したことでも知られる齋藤隆三にスポットを当てた展覧会「再興院展の立役者 齋藤隆三」が10月8日から、北茨城市大津町椿の県天心記念五浦美術館で開かれる。

 齋藤(1875~1961)は、郷土では博士の愛称で親しまれている。近世史の研究者として多くの著作を手がけながら、岡倉天心、横山大観らと交流し、活動を支援。特に、岡倉天心を中心に創設された美術研究団体・日本美術院の再興の際は発起人の1人となり、約半世紀にわたって横山大観らとともに同院の経営に携わった。

 展示は、齋藤の旧蔵品が中心。横山大観、菱田春草、下村観山、小川芋銭など、同院の歴史を華々しく飾った画家の代表作がそろう。歴史家としての齋藤の業績も紹介する。

 講演会「齋藤隆三と横山大観・菱田春草の交友」(10月30日午後1時半、講師は東京国立近代美術館主任研究員の鶴見香織さん、定員57人、往復はがきか同館ホームページから要事前申し込み)ほか、関連イベントあり。

 会期は11月27日まで。月曜休館(10月10日は開館し、同11日は休館)。入館料一般840円、70歳以上420円など。同館☎︎0293・46・5311。

 同館ホームページは、こちら

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