
「旅」にまつわる絵画を集めた展覧会「旅にまつわる絵とせとらー歌川広重から東山魁夷までー」が、水戸市千波町の県近代美術館で開かれている。
展示は、作家約60人による約200点。
横山大観が、明治期にインドで出逢った光景を描いた「流燈」(1909年)、旅を創作活動の源とした国民的風景画家、東山魁夷の北欧連作の一つ「白夜行」(65年)などのほか、富士山をはじめとした国内の景勝地を題材とした作品もある。
潮来や霞ヶ浦、筑波山、袋田の滝など茨城の風景も取り上げる。
200年以上前のガイドブックや、画家が装丁を手がけた旅行雑誌、鉄道のポスターなどにも注目して、旅の事情の今昔も紹介する。
会期中、一部展示替えあり。
8月2日午後2時からは、落語「江戸の旅路を笑いにのせて」(出演は立川志のぽんさん、柳亭市寿さん、定員250人、当日午前9時半から整理券配布)を開催。8月11日午後2時からは、学芸員による「鑑賞講座」(定員250人)を行う。
会期は8月31日まで。入場料一般820円、70歳以上410円など。月曜休館(7月21日、8月11日は開館し、翌日休館)。同館☎029・243・5111。