水郡線開通90周年記念「応援画家」佐々木さん展 「ダイゴフロント」で31日まで(茨城・大子町)
「絵をきっかけに、沿線を訪ねてくれる人が1人でも増えたらうれしい」と、佐々木さん

 JR水郡線沿線の風景をシャープペンシルで描いたイラスト展「佐々木麻里展示会」が、大子町大子のシェアオフィス「ダイゴフロント」で開かれている。作者は、福島出身で、「水郡線応援画家」の佐々木麻里さん(30)。水郡線の全線開通90周年を記念して企画した。3月31日まで。

 展示は、B4サイズの約30点。

 佐々木さんが水郡線を描き始めたのは2014年から。大雪でダイヤが乱れた駅で対応に当たる駅員の姿に感動したことをきっかけに、「得意のイラストで鉄道を盛り上げたい」と、始めた。

 駅や沿線を訪ねて描き始めると、「鉄道と地域が共存している」という同線の魅力に気が付いた。ホームで駅員と女子高生が話す様子や、畑仕事をしている人をからめて列車を描くなど、人の温もりを感じる作品を多く描いている。

 シャープペンシルの芯は、0・3mmの細さにこだわる。「細密に描ける。もともと漫画家志望だったので、モノクロの世界観が好きなんです」。一部、色鉛筆で彩色している。

 入場無料。開場時間は、平日は午前10時~午後5時、土・日曜、祝日は午後1~5時。同所☎0295・76・8025。

 

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