行方市麻生のしめ縄職人、羽生和次さん(77)は、新年向けの製品づくりに大忙し。
羽生さんのキャリアは、約50年。以前は、東京・浅草寺の「ガザ市」に卸すなどしていたが、昨年末に体調を崩したこともあり、今年は、県内向けに限定している。
それでも、「この時期になると血が騒いでしまって、ついつい気が急(せ)いてしまう」と笑う。
材料は、8月初旬に刈り取り、乾燥させた稲。こん身の力で、わらを束ね、さらにねじって1本の太い縄にする。
完成品の長さは、90㌢から1㍍80㌢までで、神棚の幅に合わせて作るという。