潮来市島須の市指定文化財「島崎城跡」の保全活動を行っているボランティアグループ「島崎城跡を守る会」は10月4、5日、同城跡内にある島崎氏歴代供養塔の発掘現場見学会を開く。
同供養塔は1987年の発掘調査後、保全のため埋め戻された。今回新たに掘り起こして、五輪石塔材や板碑など約40点を展示する。
島崎城は、鎌倉時代~安土桃山時代にかけて、同地区周辺を治めた島崎氏によって築かれた。現在の同市島須地区にあり、土塁跡や、深さ約20㍍の空堀などが確認できる。
同グループは、島崎氏や島崎城に関心を持つ地域住民らにより2018年に発足。城跡内の整備、城跡の広報活動などを行っている。
見学会の開催時間は午前9時~午後3時。雨天決行。同会☎︎0299・64・5765。