60歳以上のアマチュアを対象にした声楽コンクール「アクティブシニアのための声楽コンクール」が来年3月、水戸市泉町の水戸市民会館で開かれる。
開催は昨年に続いて2回目。前回の参加最高齢は91歳。「歌を愛する人のためのアマチュア限定の声楽コンクール。思いっきり歌ってください」と、実行委員会の江幡和子さん。
応募資格は、音楽を専門とした学校教育未経験の60歳以上の人。部門は「60代」「70代」「80歳以上」の3部門。課題曲は、ジョルダーノ「愛しい人よ」、パイジェッロ「うつろの心」など16曲あり、原語で歌うことが条件。
予備審査となる音源審査を通過した人が予選に進み、予選通過者が本選に挑む。本選は、同会館大ホールの1階部分を貸し切って開く。
昨大会には、県内のほか、宮城、兵庫県などの約80人から応募があった。56人が予選に進み、30人が本選に出た。
実行委員会では当初、「80歳以上の参加者は少ないのでは」と心配したというが、他の部門と同様の応募数があった。「歌声に人生がのっていた。味があって素晴らしかった」と、江幡さん。
企画したのは、県内の女性音楽家ら6人でつくる一般社団法人ヴェッキ・アレーグリ。6人は、不要になったピアノを、希望する場所や団体に届けるボランティア団体「みんなのピアノを贈る会」の一員でもあり、同大会開催はその活動でもらった感動がきっかけ。
音源審査の応募締め切りは、11月29日(消印有効)。詳細は、同法人のホームページに掲載。問い合わせは、同法人☎029・224・5451(平日午前10時~午後6時)へ。