町特産の奥久慈茶の栽培に取り組んでいる大子町町付の通信制高校・ルネサンス高校の生徒と教諭らがこのほど、同町左貫の茶畑で、紅茶用の茶葉を初収穫した=写真。
紅茶は、緑茶用の茶葉を発酵させてつくる。国内で生産される紅茶は「和紅茶」と呼ばれ、近年人気がある。町内でも紅茶を製造している茶園があることから、同校でも取り組むことにした。
5月末に一番茶を収穫した茶畑の木を、7月に一度きれいに刈り取り、その後出た芽を紅茶用として収穫した。収穫した30㌔のうち、6㌔ほどを手摘みした。「きれいな緑色で、やわらかそうな葉を選んだ。どんな味に仕上がるのか楽しみ」と、1年生の市川蒼介さん(15)。
収穫した茶葉は、町内の奥久慈ファームに加工を依頼した。オリジナルデザインのパッケージに入れて製品化し、10月2日に、栃木県大田原市の道の駅那須与一の郷で販売する予定。同町左貫の奥久慈茶の里公園でも一部販売する。