寺名物のシャクナゲ 開花  鳳台院(茨城・笠間市)
背の高い木が多い。左奥に、高さ10メートルの「達磨大師大仏」もある

茨城再見聞
 笠間市箱田の鳳台院(ほうだいいん)の「石楠花(シャクナゲ)園」で、シャクナゲの花が開花している。同寺によると、見頃となっているのは中咲きの品種。遅咲きの品種もあり、全体の見頃はゴールデンウイーク頃まで続きそうだ。

 石楠花園は、境内の南側に広がる。谷のような形状になっていて、1周ゆっくり歩いて30分ほど。シャクナゲは、白や赤、ピンクと色とりどりで、背の高い大型の木が多い。遊歩道のほかに小道もあり、花を近くで見ることができる。

 シャクナゲは40年ほど前、先代住職の故・松田童龍さんが、寺の名物にしようと植え始めた。シャクナゲは妻の好きな花の一つだったという。

 「石楠花園内と境内の各所に、約1万5000本植えている。種類が多いので、何度も来園して楽しんでもらえたら」と、34代住職の内山貴庸さん(42)。

 午前8時~午後5時。同寺☎0296・72・0024。

 

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