ユキネコと共に、茨城発、世界の旅 京成百貨店できょうから寺門由紀さん(常陸大宮)絵画展(茨城・水戸市)
水戸市の偕楽園の竹林を題材に描いた作品と、寺門さん

 常陸大宮大使で画家の寺門由紀さん(38、常陸大宮市)の絵画展「ユキネコと仲間たちのワンダーランド 第10回寺門由紀絵画展」がきょう13日から、水戸市泉町の京成百貨店6階アートギャラリーで開かれる。7月19日まで。

 展示作品は、「ユキネコ」というネコが主人公の連作。ユキネコは、寺門さんの分身という設定だ。

 各作品は、地元・茨城県とヨーロッパの世界遺産を旅するユキネコを追いかける形で展開する。それぞれ夢のあるタッチで、見る者を作品の世界へ誘う。展示数は約50点。

 ユキネコが旅したのは、偕楽園の竹林、国営ひたち海浜公園のネモフィラの花畑、フランスの修道院「モンサンミシェル」など。

 寺門さんは、アクリル絵の具を中心に、複数の素材を組み合わせる「ミクストメディア」という手法で描いている。

 2007年に水戸市芸術祭美術展市長賞を受賞したほか、受賞歴は多い。

 活動は幅広く、施設の壁画の制作にも取り組む。昨年は常陸大宮市のマンホールのデザインも担当した。今展では、寺門さんデザインのマンホール5点も特別展示する。

 開催10回記念展。「制作活動を支えてくれている人たちへの感謝も込めて描いた。それぞれに心の旅を楽しんでもらえたら」と、寺門さん。

 各日午後1~5時(19日は同4時まで)は寺門さんが在廊する。午前10時半~午後7時(19日は午後4時まで)。同店☎029・231・1111。

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