寸劇など披露 男性保育士らの「ファニーず」  笑いはお任せ保育男子(茨城・東海村)
会場を沸かせた劇「ウサギとかめ」

 東海村を拠点に“お話会”を開いている「ファニーず」は、男性の保育士と幼稚園教諭らによるグループ。モットーは、「面白くなければ意味がない!」。読み聞かせあり、寸劇ありの笑いいっぱいの会を開催、親子連れらに喜ばれている。

 このほどは、村立図書館でお話会「春らんらん♪ファニーずのおはなし会~絵本も盛りだくさんの巻~」を開催。

 披露した劇「ウサギとかめ」は、イソップ童話の「ウサギとカメ」の物語にアレンジを加えたもの。ウサギとカメの競争にヘビも加わり、予測不能のレースを展開。ウサギとカメ、ヘビの3匹は、お話会の会場を飛び出し、図書館の外でもレースするなどして会場を沸かせた。

 同会は発足して8年。絵本の楽しさを伝えることと、父親の子育て参加のきっかけ作りも発足の目的。

 現メンバーは、20~70代の約20人。「みんな、子どもが大好きなのが共通点」と、代表の岡田渉さん(31)。会場でぐずってしまう子がいたらメンバーがあやすのも同会流だ。

 娘2人と参加した那珂市の山崎忠則さん(46)は、「妻と一緒に年に1000冊を目標に、娘に読み聞かせをしている。絵本と絵本の間に、次のお話を楽しみにするような会話を入れてみようかなと、ヒントをもらいました」と笑顔だった。

 なお、同会は、4月30日に那珂市立図書館で行われる「こども図書館まつり」に出演する。公演は午前10時と同11時の2回。

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