県農業総合センター生物工学研究所は、県オリジナルのナシの新品種として、「ひたちP3号」を育成した。県では、名称を募集している。応募の締め切りは10月30日。応募者の中から抽選で10人に、大洗町のアクアワールド県大洗水族館のチケットがプレゼントされる。
ひたちP3号は、糖度13%程度。酸味が少なく、さわやかで上品な甘さ。ニホンナシ特有のシャリシャリとした食感が強い品種で、丸く美しい形で高級感がある。生産者が長年悩まされてきた「ナシ黒星病」に抵抗性があるという。
ナシの県オリジナル品種は3つ目。県と同センターは、今後の茨城のナシを背負う品種として、1993年から育成に取り組み、約30年かけて改良した。県のナシの産出額は全国2位(2022年)。
県では、「これまでのナシの名称にとらわれない、斬新かつ、広く親しまれる名称を」と、呼びかけている。
応募は、専用サイトから。