日々、青が足される絶景の丘  国営ひたち海浜公園
ネモフィラが咲き始めたみはらしの丘(4月2日撮影)

茨城再見聞
 ひたちなか市馬渡の国営ひたち海浜公園のネモフィラが咲き始めた。昨年に次いで、2番目に早い咲き具合だという。同園の発表によれば、4月10日頃に見頃(7分咲き)を迎え、ピークは16日頃から1週間ほど続くという。

 咲いてるのは、同公園内のみはらしの丘。丘の頂上は標高58㍍。人造物をのぞけば同市内で最も高い場所で、辺り一面に広がるネモフィラだけでなく、太平洋の大海原や、同市や水戸市の街並み、遠くに那須連峰などを望めることもある。

 同丘で、ネモフィラが最初に花を咲かせたのは2002年。当時ネモフィラは、花壇の脇役といった存在。同園のスタッフが旅行会社などに、「満開時は見事だから、ツアーを組んでくれ」とかけあっても、多くの場合で理解してもらえなかった。それが今では、日本を代表する絶景の地として海外にも知られる。ネモフィラ自体の人気も高まり、「ネモフィラが春の風物詩となったことは、私たちの誇り」と同園の尾沢彰さん(42)。

 新型コロナウイルス感染拡大防止のために、みはらしの丘ではマスク着用や一方通行などのルールがある。

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