「約3か月の短期間で三味線の演奏に挑戦しよう」という企画に参加した14人による演奏披露会がこのほど、鹿嶋市内で開かれ、童謡や長唄の曲など5曲を披露した。緊張した面持ちながらも、きれいな音色を響かせた。
同企画は、「三味線の音が流れる粋なまちづくりを」と活動する長唄三味線サークル「江戸長唄ごひいき衆」鹿嶋・神栖支部が初めて行った。
同支部代表で、長唄三味線演奏家の杵屋(きねや)ちよさんが指導を担当。14人は、三味線やばちの持ち方など基礎から教わり、月2回のけいこに加え、自宅でも練習を重ねて披露会に臨んだ。
ひたちなか市の尾沢りあらさん(14)は、「前日は緊張して眠れなかったが、上手に弾けた。三味線は音色が豊かで、楽譜を読むのも面白い」と笑顔。
杵屋さんは、「三味線の魅力に少しでもふれてもらえたら。3か月だけでも弾けたことを忘れないで」と呼びかけた。
なお、同会は9月から、同企画の第2弾を開催予定。月2回のけいこを行い、披露会は、鹿島神宮の本殿前で奉納演奏として行う。定員20人。費用は1万9800円。
申し込み、問い合わせは、同支部☎︎080・5673・7067へ。