水戸市千波町の県近代美術館で12月16日、茨城大学の学外授業「16世紀後半のイタリア画家フェデリコ・バロッチの作品解釈―カップチーノ修道会の精神性に基づいて―」が開かれる。同館と同大学の連携事業「美術館アカデミー」の一環。
講師は、同大教育学部教授の甲斐教行さん。バロッチ(1535~1612年)は、緻密で完成度の高い作風で、ヨーロッパの主要宮廷からの制作依頼が絶えない画家だったが、現存作品が30数点と少なく、日本ではほとんど知られていない。授業では、代表作を紹介し、解釈を行う。
時間は午後2時~3時半。定員250人。希望者は、来館、往復はがき、同館ホームページ内専用フォームからのいずれかでの参加申し込みが必要。問い合わせは、同館☎029・243・5111。