水戸市酒門町の建築板金業「MURATA」(村田豊社長)がこのほど、従業員の健康増進に積極的な企業を推奨する経済産業省の「健康経営優良法人2022」(中小規模法人部門)に認定された。従業員の病気の予防や、運動機会の創出に力を入れていることが評価された。
村田社長は、「従業員の暮らしを豊かなものにするのと同時に、元気に働ける期間を延ばすことで、地域経済の活性化にも寄与できるものだと考えている」と話している。
病気の予防の面では、定期的に健康セミナーを開催し、禁煙や健康な体づくりについて学んでいる。運動機会の創出では、社内の休憩所をスポーツジムに改装したほか、全従業員でウオーキングに取り組み、実施状況を共有できるシステムを採用した。メンタルヘルスについても、社内に相談窓口を設けた。
社内のスポーツジムでトレーニングに励む従業員
村田社長によれば、地域の建築業界は、健康への意識が低い傾向にあるという。「『ムラタは、いったい何を始めたんだ』と驚かれたい。それを励みにして、成果を重ねて、良い影響を地域全体に広げられれば」と村田社長。