鉾田市大和田の主石神社わきの里山で、地域の人たちが世話するヤマユリが見頃だ。7月16日には、地域の子どもたちを交えてヤマユリまつりを開催し、ヤマユリの花と、お茶や菓子を楽しんだ。見頃は、明日までと見込まれる。
見頃のヤマユリは、自生していた約200本。世話しているのは地域グループの和名抄里(わみょうしょうのさと)大和田地区農村環境継承会。メンバーは、約100世帯の地域住人。草刈りなどのヤマユリの世話に精を出すのは、地域で健康サロンを運営する人たち。
「主石神社は、子どものころは遊び場だった」と同会会長の市村栄蔵さん(66)。当時、本殿の下に潜り込んで神社の名前の由来になったであろう石を見たおぼろげな記憶があるという。
ほかのメンバーも、家族のお宮参りで神社を訪ねるなどしてきたが、これほどのヤマユリが咲くとは知らなかった。世話を始めたのは昨シーズンからで、その後、増えている印象もある。「草刈りは大変だけど、観に来てくれた人の笑顔がはげみ」とメンバー。