観光案内施設にミニ水族館 涸沼観光センター(茨城・鉾田市)
ニホンイシガメと触れ合う石崎さん。「水の中での動きは、素早いんですよ」

茨城再見聞

  鉾田市下太田の涸沼観光センターに、小さな水族館のような空間がある。水槽が3つあり、ニホンスッポン、クサガメ、アメリカザリガニなどが暮らす。すべて同センターからほど近い涸沼や、周辺で見られる生き物だ。カメなどにさわれる「タッチ水槽」もある。

 開設は、水族館の学芸員の経験を持つ石崎詩織さん(33)が、市観光物産協会に勤務したのがきっかけで、6月のこと。同協会は、同センターに事務局がある。

 同センターの利用者は、涸沼観光の人や、隣接する大洗鹿島線涸沼駅の利用者。開設に至るには、利用者に涸沼の生物にも関心を持ってもらいたいという願いがあった。石崎さんは、「水槽を眺めていれば、カメの表情を見分けられるようになるかも」と話す。

 水槽には、石崎さんがペットとして飼育してきたスッポンもいる。「名前は『ポン吉』です。仲良くしてね」と石崎さん。

 同センターの営業は午前9時~午後4時半。月曜定休。同センター☎0291・37・0478。

 

この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

Twitterでフォローしよう